英語には敬語を表す文もあるが、
原則的に日常会話ではあまり使われない。
「~して欲しい」と相手に伝える時には、
相手にお願いする程度によって表現が変わる。
なので日常会話では、相手が年上の人であろうとも、
男女、年齢、肩書きにかかわらず、
ストレートに表現しても失礼にはならない。
英会話というのはこの点において、
日本語とはかなり異なる。
一番簡単なのが命令形という文型で、
動詞を文頭に出す文である。
例えば食事をしていて、塩を取ってもらいたい時には、
Pass me the salt,please.となる。
この表現を子供は親に対しても使っている。
日本のように
「親になんていうものの言い方なのだ」
と怒られることはありえない。
またここでpleaseは、なくても構わない。
同じように、Will you ~?、Can you ~?は、
「~やってくれる?」という軽い感じ。
Will you ~,wont't you?、Can you ~,can't you?
と付加疑問の形になると、「やってよね」とか
「できるわね」という気持ちを和らげる意味が加わる。
Will,Canの過去形のWould you~?、Could you~?
となると「悪いけれど、やってくれないか」という
無理を承知で相手に頼む言い方になる。
「どうしてもやって。お願いだから」
とわがままを通して、相手に頼み込む場合は
Would you do me a favor?と哀願すればよい。
日常英会話の依頼表現
Will you ~ を使った表現
~しませんか、~していただけませんか
・Will you tell me the way to the station?
(駅へ行く道を教えてくれませんか)
・Will you tell me how to call?
(電話のかけ方を教えて)
・Will you come?
(君、来るかい?)
Can you ~ を使った表現
~できますか
・Can you do that?
(それできる?)
・Can he come tomorrow?
(彼、明日くるかな?)
Would you ~ を使った表現
~はいかが、~なさりたいですか
・Would you like something to drink?
(何かお召し上がりになりますか?)
・Would you say it again please?
(もう一度、おしゃっていただけますか)
・Would you like coffee?
(コーヒーはいかがですか?)
Could you ~ を使った表現
~してくださいませんか
・Could you buy me a bottle of wine?
(ワインを買ってきてくださいませんか)
・Could you work tomorrow?
(明日働いてもらえるかな?)
・Could you turn the light off?
(電気を消してくださいませんか)
カテゴリ:基本学習