日本人にとってなじみの薄い英語の文型、
それはS+V+Cの形をとる第2文型である。
Cの補語(complement)が日本語にないため、
厄介に思われがちなのだ。
しかし、このS+V+Cは「Sがこうである」と考えると
比較的わかりやすくなる。
例えば、「私はビジネスマンだ」は、I am a businessman.となり、
a businessman が補語のCにあたる。
また、「彼らは幸せだった」は、They were happy.となる。
つまり、Cになるのは a businessman のような名詞か、
happyといった形容詞である。
またここで、副詞は補語になれないことに注意して欲しい。
そして動詞は be動詞か自動詞を使うのが鉄則。
「第2文型がどうして日本人に取っつきにくい文型なのか」という理由は、
第3文型(S+V+O)と区別ができにくいということが考えられる。
第3文型は「SがなにかをVする」という意味で
目的語を必要とする文型である。
一方、第2文型はSとCがイコールの関係にあるが、
このイコールという意味がなかなか把握しにくい。
簡単に言うと、補語というものは
「ストレートに主語を説明し、状態を表すもの」である。
ちなみに、They ware happy.「彼らは幸せだった」も、
They ware happy men.も、同じ第2文型である。
補語を使うやっかいな第2文型
第2文型-S+V+C(主語を説明する補語がつく)
be動詞(become)
She is beautiful.
S V C(形容詞)
(彼女は美しい)
She became a beautiful lady.
S V C(名詞)
(彼女は美しい女性になった)
その他の動詞
It sounds great.
S V C
(それは素晴らしい)
His story proved true.
・・S V C
(彼の話は本当だとわかった)
I feel sorry about your failure.
S V C (修飾語)
(あなたの失敗を残念に思います)
This soup tastes good.
・・S V C
(このスープはおいしい)
カテゴリ:英語文法