英語のグローバル化に全く恐れる必要はない

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ベルリンの壁とソビエト連邦が崩壊した後、
日系アメリカ人のフランシス・フクヤマは、
”歴史の終わり”という本を書いている。

 

そしてその中で彼は、
21世紀を迎えようとしている今、
世界中の政治経済制度が、
アングロサクソン民族が中心になって進めてきた
自由な民主主義と市場志向型の経済に
収斂しつつある事実を指摘し、
それを「歴史の終わり」と呼んだ。

 

 

 

ただしフクヤマ自身も指摘している通り、
それは文字通りに
「人類の歴史が終わった」
ということを指すわけではない。

 

彼はこうした政治経済制度の世界的な修練が起きると、
それと反比例するように、
人々が各国の文化の差異を強く意識するようになって、
今後はイデオロギーによってではなく、
文化によって自己の独自性を確認するように
なるだろうということにも気づいていた。

 

フクヤマは、グローバル化が進むのは、
社会の8割くらいまでで、
あとは各民族独自の部分が残されると考えているようである。

 

このことはフクヤマひとりだけではなく、
多くの人々が指摘していることでもある。

 

 

例えば、”ポスト資本主義社会”を書いた
ドラッカーなどもそのひとりで、彼は
「民族主義はグローバリズムの対極ではなく、その核だ」
とはっきり言っている。

 

要するに、

「世界は多くの意味でグローバル化し、
さらにグローバル化することが確実になった。

 

そのために人々は、自らが理解できる言葉で
自らを定義しなければならなくなり、
出身地、言語、宗教、文化面によるコミニュティを
必要とするようになった。

 

「互いに腕を組むことのできる、
目に見えるコミュニティを必要とするようになった」

というわけである。

 

 

現在、キリスト教社会でも、イスラム教社会でも、
ヒンズー教社会でも一様に原理主義が台頭しているのも、
間違いなくそのひとつの表れである。

 

また日本でも今ではかなり若い人たちまでが
「国民より国家」といった
国家主義的な発言をするようになってきている。

 

要するにこうした動きは、
世界がグローバル化しつつあることに対する
人々の不安の表れなのである。

 

しかし、ドラッカーの言うように、
グローバリズムの核が民族主義である以上、
今後もし多くの日本人が、
日本語と英語の両方を話すようになったからといって、
一部の人々が不安がるように、
日本人らしさが私たちの中から
失われていくような心配は全くないのである。

 

むしろそれは強まっていくだろうというのが、
トラッカーやフクヤマの考えであり、私もそう考えている。

また、その通りの現象も多々現れている。

 

 

 

人はグローバル化すればするほど、
民族的なアイデンティティーを必要とするようになる。

 

だから私たちは、ごちゃごちゃと難癖をつけてないで、
これからは他の多くの国の人々と同じように、
道具として英語を使いこなしていけばよい。

 

フランス革命によって勝ち取られた自由・平等の思想や、
イギリスの産業革命によって始まった科学技術文明、
あるいは民主主義、学校制度、政治制度を採用したように、
国際共通語としての英語を道具として採用すればよいのである。

 

問題はどこの国の人間が始めたかなどということではなく、
それがいいものかどうか、私たちの役に立つかどうか、ということ。

 

シェイクスピアの文学にしても、日本のカラオケと同じように、
今ではすっかり国際化し、世界の多くの国々の財産になっている。

 

 

グローバルな日本経済にとって英語は必須

自由な民主主義と市場志向型の経済を守るためには、
平和であることも大前提になるが、
とりわけ貿易立国である日本にとっては、
世界が平和であることが繁栄の大前提になっている。

 

日本ほど世界の平和に依存している国は
他にないと言って過言ではない。

 

世界のどこで紛争が起きても、
日本は輸入資源や製品輸出のために
大打撃をこうむることになるのである。

 

それほど大切な平和を守るために、
日本はこれからますます世界の各国と
友好的な関係を維持していく必要がある。

 

そのための大切な手段のひとつが、”英語”ということ。

 

だからこそ私たちは、英語を学び、
英語を話したいと思うのではないだろうか。

 

また世界各地で起きる事件を、
他の国の人々の視点で見るためにも、
今は英語が必要になってきている。

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カテゴリ:エッセイ 

管理人

profile

英会話力向上を目的とした
英語学習を、人生のライフスタイルの
一貫として研究している。
自らも年に数回、
海外へ出かけることで、
英会話力を向上させている。
趣味は海外旅行、外国人との
国際コミュニケーションなど。


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