「それはいいですね」という相槌を打つことは、しょっちゅうある。
それは、日本語でも英語でも同じこと。
素直に、That's good.と言って何の問題もないケースがほとんどだが、
もう少し違った言い方にも慣れておくとよいだろう。
相手の意見や判断に同意して、
「それはいいですね」というときも、積極的に賛成するときには、
I like that.
という言い方がある。
これは、That's good.よりも積極的に賛成の気持ちを表している。
I want to have an aggressive marketing stance this year.
「今年は積極的なマーケティングの方針でいきたい」
そう上司が提案したとする。
「いいですね」と賛成するときには、もちろん様々な言い方があるが、
I like that.と言えば、あなたがその方針を積極的に支えて
協力しようとしているのが相手に伝わる。
I think you are right.
でも、
I agree.
でもいいのだが、こういう言い方だと少し距離をおいている感じがする。
それに対して、I like that.は、
ある種のコミットメントをしながら賛成することになる。
ただ無難に言うのではなくて、自分の意見として
ある程度の自信と責任を持って言う感じである。
もうひとつ、この言い方がよく使われるのは、
相手が着ているものや持っているものを褒める場合である。
「そのセーター、いいですね」などというときに、
The sweater is good.などと言いたくなるが、
こういう場合には I like the sweater.と言う。
この I like は、様々な場面で幅広く使える。
サッカーの試合で、素晴らしいドリブルをする選手がいたら、
I like his dribble.
というふうに使える。
His dribble is good.という言い方は客観的すぎて、
聞き手に距離を感じさせる。
カテゴリ:初級英会話