TOEIC 試験リーディングの膨大な英文量を
時間内に全問解くには、
”スピードリーディング”をするしか他に手はない。
ここでいうスピードリーリングとは、
喋るスピードで英語を読んで理解していくことである。
なのでいちいち英語を日本語に訳したり、
英文の後ろから日本語に訳してあげたりすることではない。
最初から英語で内容を理解し、
英語で考えるために最も効果的な学習方法が、
目・耳・口を同時に活用する3次元学習なのだ。
とにかく英語音声を聴くときも、英文を読むときも、
声に出して自分の声を耳で聴く。
これを行うことにより、リスニングの力とリーディングの力、
さらにはスピーキングの力も同時に高まるのだから、
多忙な人にはぴったりの勉強法である。
一日30分もあれば十分だろう。
この勉強法では、日本語で考える余裕がなくなるから、
始めたばかりの頃はかなりきついと思う。
しかし英語に親しみ、慣れるという点でも、
この勉強法はずば抜けてすぐれている。
とにかく英文をどんどん声に出して読んでいってみよう。
なおスピードに関しては、自分のペースで構わない。
声を出して読むということ
さて、声に出して読むということは、具体的にどういうことか。
まず第一にその読み物に会話音声があるのなら、
そのナレーションを徹底的に声を出して真似ること。
これはリスニング学習のシャドーイングと同じ要領で行う。
(記事:リスニング力を伸ばすシャドーイング勉強法)
正しい発音・アクセントも注意して聴くのはもちろん、
リーディング力アップを目的にするのであれば、
文の区切り方を特に気をつけて真似ると効果がある。
おそらく、and,but,howeverなどの接続詞やwho,
that,whichなどの関係代名詞で息継ぎをしているはずである。
さらに長い名詞になると、
ひとかたまりとして読んでいるはずである。
次に、英文の強弱、
アクセントに気をつけて音声会話を聴いてみよう。
強弱やアクセントが気になるようになってくると、
自然にネイティブのような英語で話せるようになってくる。
やがてリズミカルに英文もスラスラ読めるようになるだろう。
そうすると不思議なことに声を出して英文を読んでいるだけで、
だいたいの英文の内容がわかるようになる。
当然、目で活字を見ているのだから、
スペリングも目に入り、単語を覚えられる。
音で英語がわかるようになれば、
あとは目が理解力を一層深めてくれる。
このようにして音からの理解力を強くしておくと、
英語を読むスピードも速くなり、英語が体に染みついていく。
そうなればもうリーディングなんて怖くない。
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