TOEIC テストには、時として対策がモノをいう。
だが勘違いして欲しくないのは、
対策を行うこと=英語力が向上するわけではないこと。
対策はあくまでも現時点の英語力において、
スコアロスを最小限にとどめ、
最大限実力を発揮するためのテクニックである。
要するに対策を施して臨んだ結果が、
現段階のめいいっぱいのスコアと考えることができる。
その後は、本来の英語力を伸ばすことによって、
スコアを上昇させていくことになる。
対策1-まずはTOEIC を受けてみる
TOEIC は合否を決めるテストではなく、
またリスクといえば、
週末の半日とちょっとの受験料がかかるぐらいなので、
まずは受けてみて自分の現在地を把握してみることが大切。
しかし実際のところ、
TOEIC を実際に受けてみること自体、
実行してない人が多い。
理由として多いのは、
満足いくスコアが取れそうになってから受験しようと思っていること。
別にスコアが低いからといって、
誰かに迷惑かけるとか、何かを失うことはないので、
まずは経験のため受験してみることが一つの対策となる。
対策2-万全のコンディションで臨む
TOEIC は難しいテストではないが、反面、
簡単な英語をいかに短時間で大量処理できるかを測るテストなので、
スピードと集中力が求められる。
試験当日の体調が悪いと集中力が途切れてしまうので、
まともに問題が解けなくなってしまう。
TOEIC において、体調の状態とスコアというのはかなりの相関性がある。
また準備も怠らないようにしておきたい。
シャープペンシルよりも鉛筆の方がマークを塗りつぶしやすいため、
鉛筆を使い、そして落としたときのため余分に用意しておく。
また消しゴムに関しても、試験中によく転がしてしまうため、
三つほどは用意しておきたい。
対策3-8つの攻略テクニックを用いる
マーキングは後に回す
リスニングでは作業に神経を使わず、
聴くことだけに100%集中することが大事である。
なのでマークシートに関しては、
軽く印をつけておくことにとどまり、
後で塗り潰す作業を行う。
文頭が大事
パート2の応答問題でのテクニック。
1人目のセリフの文頭で「平叙文・疑問文・命令文」
「一般疑問・特殊疑問」「疑問詞の種類」のいずれかを聴き取ることで、
解答を絞り込むことが可能となる。
マークシートの塗りつぶしを後にし、
次の問題に集中することでこのテクニックが活きてくる。
日本語には訳さない
リスニング及びリーディングともに共通するテクニックが
日本語に訳さず英語のまま問題を解いていくこと。
TOEIC は問題を解くスピードが必要になるので、
いちいち日本語を介していてはどんどん取り残されてしまう。
TOEIC の英語そのものは難しいものが使われてないので、
英語のまま反射的に理解することがテクニックとなる。
隙間時間にマークを塗り潰す
リスニングセクションで後回しにしたマークの塗りつぶし作業を、
リーディングセクションの初めの5分間を使って集中して行う。
一問に時間を費やしすぎない
リーディングセクションでは、
わからない問題に引っかかって考えすぎると無駄な時間が消費され、
最後の長文問題で時間が足りなくなってしまう。
その結果、焦りのため多くの問題を取りこぼしたり、
多くの未解答を残すことになる。
そのためリーディングセクションでは、
一問あたりの解答時間を決めておくことが一つのテクニックとなる。
理想の解答時間をここに記しておく。
パート5の40問→一問あたり30秒(計20分)
パート6の12問→一問あたり30秒(計6分)
パート7前半の28問→一問あたり45秒(計21分)
パート7後半の20問→一問あたり1分(計20分)
すべて合計すると72分であり、
マークシートを塗り潰す時間の5分を合わせると77分となり、
制限時間の80分に対してかなり理想的な時間配分となる。
すべて読む必要はない
読解問題において、
長文をすべて読んでいるいると必ず時間が足りなくなる。
そこでここでは先に設問を読んで、
解答に必要な部分だけを探して読むことが一つのテクニックとなる。
対策4ー出題傾向に慣れておく
TOEIC 試験の1週間前ぐらいから直前対策として、
対策本に目を通し出題傾向を把握しておく。
TOEIC を研究し尽くした専門家による対策本には、
頻出する出題パターンや正しい答えを見抜くコツが満載。
これを知っているのと知らないのとでは、
実際のところ数十点の差が生じてしまう。
対策5ー英語モードへの変換
試験の直前までに、
脳を英語モードにしておくことは重要なテクニック。
試験会場に向かう時や会場での待ち時間には、
ぎりぎりまでリスニング行って、
試験開始時には英語モードに入っておくようにする。
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