”I mean”といっしょに覚えておくと、とても重宝するのが、
”What I mean”である。
これは日本語でいえば、
「私が言いたいのは」とか「つまり」に相当する。
この言い方は、便利な表現として活躍してくれる。
あなたも使ってみれば、そのように実感することだろう。
自分の言いたいことがはっきり言えなかった時、
あるいは相手に十分伝わらなかった時など、
もう一度言い直すのに使うと効果的である。
What I mean is the product is the best choice.
「私が言いたいのは、この製品は今選べるものの中では、
いちばんだということである」
などと使うことができる。
仕事で大事な話をして別れ際に、もう一度大事なポイントを
相手に念押ししておく時などにこの表現を使えば、
その後のやりとりで問題が起こるのを未然に防ぐことができる。
What I mean is we think your machine is good.
The terms are the problem.
「機械自体はいいと思う。でも条件が問題である」
こう言っておけば、海外出張から帰ってみたら、
相手が機械の性能そのものに不満があると誤解して、
交渉を打ち切ってくるなどといった
不測の事態を防ぐことができる。
また、友達や恋人と些細なことで言い争いになった後、
何となく気になって、
自分の気持ちをもう一度相手に伝えておきたい。
そんなことが、誰にもときどきある。
What I mean is I still like your idea.
「でも、君の考えは好きだってことなんだよ」
次に会った時には、
もう気まずい雰囲気はなくなっているはずである。
ここで使われているstillは、「いまも」というよりも、
「いろいろあったけど、でも」という感じである。
過去のことを後になって少し修正するときなどは、
次のようにひと工夫する。
What I meant was I thought you were correct.
Sorry, I was not clear.
「言いたかったのは、きみの方が正しかったってことなんだよ。
はっきり言わなくてごめん」
meantと過去形になるところが少し面倒だが、
このように伝えておけば、
相手の誤解も解けてしこりは残らないはずである。
念押しをするときにはWhat I meanをどんどん使おう。
「あ、しまった!」という時の頼もしい味方になってくれる。
よく海外旅行などに出かけて、必要もないのに、
現地のガイドにショッピングに連れて行かれることがある。
その時、日本語が話せるガイドが急病で、
ショッピングだけは英語のガイドになったりすることもある。
こんな非常事態で、
しつこくショッピングに行くように勧められたときなどは、
What I mean is I am not interested.
と言えば、
「だから興味がないって言っているでしょ!」
という感じになり、はっきり断ることができる。
I am not interested.
とただ単に繰り返すよりも、
ずっとはっきり相手に気持ちを伝えることができる。
それでも様々な理由をつけて、
あなたをショッピングに誘おうとするガイドもいるかもしれない。
そんな時のとっておきの言い方が、
You know what I mean?
「私の言っていることがわからないの?」
これを語尾を少し上げることで、かなり強烈な言い方になり、
迫力を感じて相手は少しひるむはずである。
語尾を上げなくてもいいのだが、その場合は
「私の言いたいこと、わかるでしょう?」
という文字通りの疑問文になり、ずっと柔らかい言い方になる。
普段の会話でも、少しゆとりが錯綜して、
「こっちの言い分もわかってよ」
といったことを言う場合によく使われる。
どうも相手が自分の言いたいことを、
きちんと理解していないようだという場合、
是非使ってみてもらいたい。
さらに、
That means?
「ということは?」
などという、なかなかシャレた言い方もある。
相手が言ったことの中身は分かっても、
その先なにを言いたいのかわからない。
そんな状況で使える。
相手が言ったことの意味が必ずしも明快でない場合に、
それをもう一度言ってもらうのではなく、
一歩進んで次にどうなるのかを聞くことで、
状況の把握をしようというのである。
他にも同じような効果を発揮する言い方に、
Your point?
などもある。
「あなたの言いたいポイントは?」と言うことで、
今相手が言ったことの要旨を確認するのに役立つ。
語尾を上げて言えば、立派に疑問文として働いてくれる。
カテゴリ:初級英会話